Google オプティマイズを使って10分でA/Bテスト作成をしよう<前編>|ブログ|株式会社アイレップ
コラム column
カテゴリー:コラム

Google オプティマイズを使って10分でA/Bテスト作成をしよう<前編>

Google オプティマイズを使って10分でA/Bテスト作成をしよう<前編>

Google オプティマイズは、デザイナーやエンジニアでない方でもGoogle Chromeのブラウザ上で拡張機能を使用して簡単にA/Bテストの作成と実施ができるツールです。ここではGoogle オプティマイズの特徴や活用ポイント、実際にA/Bテストを作成する方法などを<前編>、<後編>と2回に分けて説明します。

ツール使用には、Google アナリティクスとGoogle オプティマイズとのツール連携が必要です

こんな方におすすめの記事です!

  1. WebマーケティングでPDCAを効率よくまわしたい
  2. クリエィティブの効果を比較してみたい
  3. デジタルマーケティングを推進したい

A/Bテストとは

Google オプティマイズでA/Bテストを作成する前にA/Bテストとはなにかを解説します。
A/Bテスト(ABテスト)はオリジナルの「Aページ」と、「Aページ」のひとつ以上要素を変更した「Bページ」のどちらがより成果がでるかを計測するテストです。
主にWebマーケティングで使われるA/Bテストは同じページで要素の出し分けをして、効果を測るものです。変更する要素はメインビジュアル画像、キャッチコピーなどのテキスト、ボタンなどがあげられます。

(図1:A/Bテストの例)
(図1:A/Bテストの例)

上の画像はメインビジュアルを変更したテストです。オリジナルのAページ(ラーメンをアップにしたメインビジュアル)とBページ(店舗と店員さんとラーメンの画像を組み合わせたメインビジュアル)でどちらがより成果がでるか比べます。

ポイント:

A/Bテストを行う際の変更点は多くせず1つに絞る
⇒多くの要素変更を行ってテスト実施すると、どの要素変更が結果的に成果に繫がったのか 分析しにくいため

流入ボリュームが多い主要ページでテストを行う
⇒流入が多いページで実施すると効果が出やすく、テスト結果がわかりやすいため

Google オプティマイズとは

Google オプティマイズはGoogleが提供しているWebページのテスト作成、実施、結果計測までを一括で行えるツールです。HTMLの知識がなくても、Google Chromeのブラウザでの拡張機能を使用して簡単にテスト作成ができます。(画像変更テストを試すときはテスト用画像を別途ご用意ください)

Google オプティマイズの3つの特徴

1.無償プランからはじめられる
Google オプティマイズは無償でツールを利用することができます。デザイナーやエンジニアでない方でも簡単にWebページのテスト作成ができるのでWebサイト改善の一歩として初心者の方にもおすすめです。テスト結果はGoogle オプティマイズのツール内に自動でレポート作成されるため、レポート作成の手間はありません。

2.Googleプロダクトとの連携が可能
Google オプティマイズの最大のメリットはGoogle アナリティクスのトラッキングデータを基にしたテストの実施が可能なことです。ツールの連携を行うとGoogle オプティマイズで実施したテスト結果をGoogle アナリティクスの「レポート>行動>ウェブテスト」で確認ができるようになります。

またGoogle 広告アカウントをお持ちであればGoogle オプティマイズとのプロダクト連携をおすすめします。連携することで特定の広告グループやキャンペーン、キーワードなどをテスト対象とすることができます。クリックされた広告のデータを基にユーザーにあわせてページ改善を行えます。

Google広告とのリンクを行うにはGoogle広告の管理者権限のあるアカウントが必要です

3.Google検索順位への影響がほとんどない
Google オプティマイズのテスト実施によるWebページ最適化はルールにそって行えばクローキング扱いになりません。テスト実施の際は下記に注意して行ってください。

  1. テストを行うページの趣旨を変更しない
  2. テスト結果が出たらテスト終了し本番ページに反映させる
クローキングとはユーザーに表示するWebページとは異なるページを検索エンジンに提示し、検索インデックスでのランキングを不正操作する行為のこと

オプティマイズで作成できるテストタイプ

Google オプティマイズで作成できるテストタイプは3種類あります。Google オプティマイズ上でユーザーにテスト表示される割合や、どのユーザーにテストを行うかなどの設定が可能です。

1.A/Bテスト(ABテスト)

(図2:A/Bテストの例)
(図2:A/Bテストの例)

オリジナルページと、オリジナルページから要素をひとつ以上変更したページを比較するテストです。

(テスト参考例)
  1. ランディングページで異なるメインビジュアルのテスト
  2. ランディングページで異なる申込ボタンデザインのテスト
  3. 製品のキャッチコピーの複数パターンテスト

2.リダイレクトテスト

(図3:リダイレクトテストの例)
(図3:リダイレクトテストの例)

別URLページにリダイレクトさせて、異なるページと比較を行うテストです。

(テスト参考例)
  1. デザインが大きく異なる2つのランディングページのテスト
  2. ページ全体のクリエィティブを変更したページのテスト

3.多変量テスト

(図4:多変量テストの例)
(図4:多変量テストの例)

ページ内の要素複数箇所に変更を行い、最適な組み合わせを導き出すテストです。

(テスト参考例)
  1. キャッチコピーとメインビジュアルの最適な組み合わせを検証するテスト

さらに役立つGoogle オプティマイズ360について

ここではGoogle オプティマイズのエンタープライズ版であるGoogle オプティマイズ360についてご紹介します。
Google オプティマイズ360の大きな特徴はGoogle アナリティクスで作成したユーザーリスト、セグメントを使用したテストが実施できることです。無償版では同時に実施できるテスト数は5個のみですが、Google オプティマイズ360はテストを最大100個まで同時に実施することが可能です。また無償版では行えない「テストを開始後に目標追加」もできます。サポートが充実しているためサイトの最適化のためのPDCAを円滑にまわすことに役立ちます。

ポイント:
Google アナリティクスのユーザーリスト、セグメントを使用したテストが可能
⇒サイトで特定の操作を行った人に対してのテストや特定ユーザーへのテストなどよりターゲットを絞ったテストの実施ができます。

(テスト例)
  1. 商品をカートに入れたユーザーに対して3000円以上のご注文であれば送料無料とポップアップを画面表示するテスト
  2. 無料会員に対して有料会員の特典を紹介するバナーが表示されるテスト
(図5:Google オプティマイズとGoogle オプティマイズ360の違い)
(図5:Google オプティマイズとGoogle オプティマイズ360の違い)

日々忙しいWebマーケティング担当者が限られた時間で、PDCAを早く円滑にまわし、効率よく成果を得るためにもGoogle オプティマイズを活用することをおすすめします。活用いただくことで成果のでるパターンを見つけ、サイト改善に活かすことができます。


Summary

A/Bテストの実施にハードルの高さを感じている方も多いかもしれませんが、Google オプティマイズであれば無償で簡単にテスト作成から実施までができます。Google アナリティクスとあわせて活用すれば、さらにユーザー行動を理解するヒントを得られるはずです。

アイレップではGoogle オプティマイズ、Google アナリティクスの新規の初期ツール導入から、導入済み解析ツールの環境見直しと再構築、企業単位でのカスタムデータ取得設計・導入まで多く実績があります。Google オプティマイズのテスト設計・実施など運用に関してもお気軽にご相談ください。

本文でご紹介したGoogle オプティマイズの機能などについては2019年9月時点のものです。
Google および Google ロゴは、Google LLC の商標です。
関連記事:

初めてのGoogle アナリティクス!第2回 ユーザーの属性を絞ろう ~セグメントとは~

株式会社アイレップ ソリューションビジネスUnit データドリブンビジネスDivision
大蔵 光織(おおくら みおり)

Webマーケティング会社でデザイン、コーディング、SNS運用、コンテンツの作成と企画に携わった後、2018年アイレップ入社。GoogleプロダクトとAdobe Analyticsの実装業務に従事。好きなカレーは路地裏スープカレーSAMURAI。

関連するサービスを見る

この記事をSNSで
共有しませんか?
このエントリーをはてなブックマークに追加

アイレップをもっと詳しく知る

アイレップは、最新のデジタル技術と高度なマーケティング戦略を駆使し、クライアントビジネスにおける具体的なゴールを達成するパフォーマンス型のデジタルマーケティングエージェンシーです。この記事を見てアイレップに興味を持った方は、以下のコンテンツでより詳しく私たちについてご覧いただけます。

Columnその他のコラム記事