2012.03.26

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プレスリリース

アイレップ、スマートフォン検索キーワード調査を実施
~スマートフォン検索の特徴は“即時性”と“文字入力の利便性”~

株式会社アイレップ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:紺野俊介、証券コード:2132、以下アイレップ)は、Web解析ツールを用いて、スマートフォン検索におけるキーワード調査を実施いたしましたので、調査結果を発表いたします。

調査に至った背景

アイレップは、これまで広告主のオンライン上のマーケティングを最適化する「デジタルマーケティングエージェンシー」として、リスティング広告やアドネットワーク広告、アプリ広告、アフィリエイトなどのメディア施策から、スマートフォンサイト構築・自動変換サービス、LPO(ランディングページ最適化)、Web解析まで、スマートフォンに関わる独自のソリューションサービスを提供してまいりました。
スマートフォン市場が急速に伸びる中、今後、スマートフォンに関する調査の重要性とニーズは、企業にとってより一層高まることが予想されます。それに伴い、日本においてもデジタルマーケティング対策として、スマートフォン用のWebサイトや広告をより効果的に運用するために、スマートフォンユーザーの行動、検索特性を把握し、ユーザーのモチベーションに合わせた施策が重要になります。
そこで、この度アイレップでは、Webサイトのトラフィック状況や成果獲得状況を可視化するWeb解析ツールの取得データを使用し、スマートフォンからの検索はPC検索と比較してどのような傾向の違いがあるかを比較・分析することで、スマートフォンユーザーの行動、検索特性を導き出すため、検索キーワード調査を実施いたしました。

調査目的

本調査は、スマートフォンユーザーにおけるサイト流入のきっかけとなった検索キーワードの取得データを検証することで、PCでの検索と比較してどのような傾向の違いがあるのかを導き出し、スマートフォンユーザーの検索特性や傾向の可視化を目的として、実施いたしました。本調査結果から導き出される特性や傾向が、企業の広告・マーケティング・Web担当者のスマートフォン対策における取り組みの基礎データとして活用されることを見込んでいます。

スマートフォン検索キーワード調査サマリー

(1)スマートフォン流入数の割合は約5%程度

  • Webサイト全体の流入数のうち、スマートフォンからの検索流入数の割合は、少ないサイトでは3~5%程度、多いところで7~8%程度であった。また、リード獲得型サイトのスマートフォン検索流入の割合は高めの傾向にあった。

(2)スマートフォンの検索キーワードには日本語入力機能に依存した傾向が見られる

  • スマートフォンでは、同じサイトブランド指名キーワードであっても、アルファベット表記での検索は少なく、カタカナ表記での検索が多い傾向があった。
  • PC検索でありがちな入力ミスや変換ミスでの検索が少なく、スマートフォンではフリック入力による正確なテキスト入力や日本語のかな入力や予測変換機能が活用されていると考えられる。
  • スマートフォンでは全角スペースを使用した検索はほとんどなく、文字入力支援機能の仕様による影響と考えられる。また、2語以上の“掛け合せ検索”のバリエーション数はPCと同程度あるものの、検索流入数ではスマートフォンの方がやや高い傾向があった。文字入力の際の入力支援機能が多く利用されている、あるいはスマートフォンユーザーの検索リテラシーが高く、複合検索で絞り込むユーザーが多いなどの理由が考えられる。

(3)スマートフォンでは 「即時性」の高い検索キーワードによる流入の割合が高い

  • 社名やサービス名などを指名するキーワードや、業種ごとに検索数の多いビッグキーワードは、PCよりもスマートフォンのほうが検索流入割合が高い傾向があり、目的が明確な検索シーンでブランドが想起される機会が多いことがうかがえる。
  • スマートフォンからの検索流入では、いま必要なもの、いま行きたい場所、いま知りたいことなど、即時性の高いキーワードの検索流入割合が高い傾向がある。それに対しPCからの検索流入では、自宅や会社のPCで、目的とする情報の下調べや比較検討のため、じっくりと検索することが多いと考えられ、デバイスによる検索シーンの違いが考えられる。

調査概要

  • 調査対象 : Web解析ツールのデータにて、サイト全体の検索流入と、スマートフォン※における検索流入を比較調査を実施。スマートフォン検索流入は、各サイトで観測された端末、検索流入数上位30機種の流入キーワードを合算して集計し、タブレット端末は除外した。また検索流入数は、リスティング広告と自然検索の合算の流入数とする。※スマートフォンとは、ここではiPhone、Android搭載スマートフォンを指す(iPadおよびAndroid搭載タブレットを除く検索流入数上位30機種)
  • 調査手法 : ECサイトおよびリード獲得系サイトより、アイレップ基準により選定
  • 調査期間 : 2011年1月~8月まで(8ヶ月間)

調査資料のダウンロードに関して

全調査資料はこちらよりお申込みください。

アイレップでは、デジタルマーケティングエージェンシーとして、今後もメディア施策、クリエイティブ施策、Web解析をはじめとした独自のスマートフォンソリューションサービスを提供、開発していくほか、実践に役立つ価値の高い情報収集や分析調査を実施することで、企業のスマートフォン対策支援に取り組んでまいります。

以上

株式会社アイレップ について

アイレップはSEM(検索エンジンマーケティング)を主軸とし、リスティング広告、SEO(検索エンジン最適化)、SMO(ソーシャルメディア最適化)、Web解析、LPO(ランディングページ最適化)まで、SEM関連の専門サービスをワンストップで提供しております。今後、アイレップはSEMやSMM(ソーシャルメディアマーケティング)、アフィリエイトマーケティングを中心としながら、広告主のオンライン上のマーケティングを最適化する「デジタルマーケティングエージェンシー」を目指し、企業価値を向上させてまいります。

━━ 会社概要 ━━

社名
:株式会社アイレップ
所在地
:東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー7F
URL
https://www.irep.co.jp/
代表者
:紺野俊介
設立年月
:1997年11月
資本金
:5億4,564万円 (2011年9月末現在)
事業内容
:デジタルマーケティング領域・SEMサービス(PC/モバイル/スマートデバイス)・運用型ディスプレイ広告・ソーシャルメディアマーケティング・アフィリエイトマーケティング・インターネット広告
デジタルメディア領域・ 住宅展示場サイトの運営(総合住宅展示場)・ 食育メディアサイト(ちゃちゃめし)

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