インターネットマーケティングの未来

インターネットマーケティングがこれからどう変わっていくかについて ですが
自分自身のニーズ、生活者視点でシンプルに考えていくと方向性が見える、と思っています。

1日の可処分時間を 我々は 何か情報を探し収集したり、コミュニケーションをとったり、買い物したり、ぼけーっと受動的に楽しんだりして すごしています。

リアルの世界での可処分時間の配分を考えると ネットにおいて 情報を探す時間(検索エンジン)や買い物の時間(オンラインショッピング)より コミュニケーション(SNS)の時間が多くなるのはなんとなくうなずける(My Space Gogleを追い抜く Mixi 楽天を追い抜く
You tubeが急成長して 動画をみるユーザーが増えているのも 当然かなと思います。

これまでのマーケティングは 受動的に楽しんでいるユーザーに インパクトあるメッセージを発信することをキーにしていたわけですが(マス広告)  能動的に検索しているユーザーの目的にあわせてメッセージを発信すること(SEM)が実はもっともROIが高いことが明らかになりつつあります。

これが マーケティングの世界におきている革命の本質だと思うのですが、一方で人は検索行動ばかりしているわけではなく コミュニケーションや受動的に楽しむことに 人間の性として時間を相応にさくわけです。

こうした時間にどうマーケティングをビルトインしていくか?がこれからのネット企業のマネタイズの最大の課題なんです。

で、やっぱり生活者視点にたちもどって考えてみると・・・ 

友人とコミュニケーションをとっているときに何らかの広告メッセージがとびこんでくると(それが 会話の文脈に連動していても)うざったいし

受動的に何かのコンテンツを見て楽しんでいるときの広告はとばしたくなる。

しかし

友人にすすめられる商品には興味をもつし 

何かの番組の中で とりあげられた商品には関心もつことが多い。

こう考えていくとマーケティングの未来が見えてくるように思います。ユーザーの意識とのRelevancy、心理的障壁の越え方がキーかな、と。

参考:近江商人さんのブログのエントリー WEBマーケティング2.0