SEMのマーケティング史的意味

いきなりタイトルが堅い!ですが 簡単に解説を。

従来の広告手法って プロファイル(属性)でターゲティングしてメッセージをPUSHするものが大勢を占めます。
その広告を人が目にしたときの その人の「気持ち」を何ら考慮していない。

インターネットが、検索エンジンが普及して 「よりよい意思決定をするために情報を探す」という本来誰もがもっていた潜在的ニーズを顕在化しつつある。

検索連動型広告やSEOなどのSEMが出現し 広告主・マーケッターは「今その情報を探している人」にターゲティングできるようになった。

今その人の気持ちが ある情報に対して「閉じている」のか「開いている」のか。

SEMは後者にフォーカスすることで 広告主と消費者のWinWinの関係を築き 広告主に高いROIをもたらしたわけです。

今その人の気持ちを考慮しない、「閉じた」人向けの PUSH型のメッセージは メッセージの絶対量が増えることで効果が逓減していくし 市場はすでに成熟しています(日本の広告市場は横ばいないしは前年割れ続き)。

「開いた」人向けの広告がこれからマーケティングの市場シエアをとっていきます。
ある種の革命だし 従来型手法の予算を相当とれると確信しています。

米国のネット広告が近い将来雑誌広告をこえる、検索連動型広告がネット広告の40%を占めたというIABのデータ   がでていましたが、この現象をマスだネットだというメディア別のセグメントだけで意味をとらえると本質を見誤ります。
前年割れしているネット広告もあるわけですから。

ここにSEMのマーケティング史的な意味があります。

PS:他業界の皆さん、マーケティングの革命に参加しませんか?