平成28年8月31日
株式会社アイレップ
■ 本項の概要
第1章のまとめにあたる本項では、ページ品質評価の注意点を解説し、また「見た目の良いページを高く評価すれば良いの?」などのFAQに回答しています。
ページ品質評価の詳細については「2. Page Quality評価」をご参照ください。
構成は以下の通りです。
- 1:ページ品質評価の注意点 (48~49ページ)
- 2016年3月の更新で、インタースティシャルページの評価についての項目が追記されました。内容や注意点はこちら(一挙解説:Google 検索品質評価ガイドライン2016年3月公開版 ~主要変更点と重要ポイント~)をご確認ください。
- 2:特定タイプのページ評価について (50~54ページ)
- エンサイクロペディアやフォーラムなどのUGC(User Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)利用サイトを中心に、評価の要点や事例を解説しています。
- 3:FAQ (55ページ)
- 検索品質評価者から寄せられた、よくある質問への解答です。「この手順を全部やる必要はあるの?時間がかかりすぎる!」という質問に人間性が感じられます。
■ 本項の要点
エンサイクロペディア・フォーラムなどのUGC利用サイトの解説・評価例にかなりの紙幅を割いています。
「ユーザーが作成したコンテンツであっても、ページのメインコンテンツだとみなされることがある(10ページ)」「ユーザーが作成したコンテンツであっても、専門性が判断される(31ページ)」点に注意しましょう。
前者については、「投稿を促す環境設計」「SEOも意識した投稿システム設計」「投稿の品質に応じたLP・インデックスの制御」等によって、高品質のコンテンツ作成を促進しつつ、低品質なコンテンツは検索エンジンに認識させない工夫をしましょう。
後者については、「専門性を判断するのが難しい(51ページ)」とGoogle 自身も認めています。投稿者各自の資質や得意分野を把握するのは難しく、投稿者の同定も容易ではありません。しかし、「誰が投稿したか」「この投稿者はどのような人か」について分かることは、ユーザーにとっても検索エンジンにとっても重要です。ユーザーネーム・IDによる投稿者情報の管理や、投稿者情報ページの充実は1つの解決策です。検索エンジンに専門性を判断する手掛かりを与えることができ、同時にコンテンツ品質の管理にも役立ちます。