介護ビジネス考
介護ビジネス考

理想と現実の間を感じ、考える

一昨日の6月2日(土)は、神奈川の有料老人ホームにて弊社の相談員の坂本のセミナーを行いました。

テーマは「本人と家族も安心な介護のある暮らしの選択」〜プロの目からみた有料老人ホーム選び〜でした。

80歳代の方を中心に多くの方にご参加頂きました。

大変鋭い質問に、坂本と私で対応させて頂きつつ、

(本当に鋭いです。数年前とはまったくレベルが違います。消費者の方々の高齢者の住まい(有料老人ホーム)への関心レベルの高さを感じます)

「いやぁ、あなた達みたいな方がいることを知って安心したわ」
「とても不安で、悩んでいたのから助かった。ありがとう。」

などのお言葉を頂戴し、大変うれしく、テンションが上がりながら終了しました。


さて、
セミナーの帰りにいらして頂いた皆さんのことを考えつつ、ふと先日のニュースを思い出しました。

東京都から改善命令を受けた足立区の有料老人ホームの事件です。(これは事件と受け止めています。)

足立区の6施設にて、護報酬の過大請求があり、さらに身体拘束(日常的に認知症などの高齢者の腕を手ぬぐいでベッドの柵に縛る、規定を上回る人数を1部屋に詰め込む)をしていたとのこと。読売新聞によると、以前も改善命令を受けたにもかかわらず、その後もベッドから下りられなくしたり、部屋の戸を閉め切ったりするなどをしていたとのこと。
詳しくはこちらの読売新聞の記事


こんな事件が起こるからこそ、最後の暮らしを幸せに安心して過ごしたいと考えている方やご家族は不安になり、この業界へ不信感をもってしまうのです。このような事件を起こした施設も、広告上では大変ソフトで安心感を感じるキャッチコピーを打ち出しています。

大変残念で、悔しいです。しかし、事実は受け止めなくてはいけません。
このようなことがあるからこそ、消費者は賢く、鋭くならなくてはいけないのです。

もっともっと、賢く鋭くなり、情報を収集し、発信し、事業者側を牽制できるようにならなくてはいけません。
私達はその環境をより、促進します!

2007年06月04日 20:35 | トラックバック (0)

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