|
大変衝撃的なタイトルだが、これは 文藝春秋の「日本の論点」plusでスタッフライターの舘石淳さんが執筆している記事のタイトルの一部です。(正確には「未曾有の高齢者虐待時代がくる? 」)
記事の中には、最近ニュースでよく流れる 介護者による虐待そして殺人の事例とその背景が書かれています。
私の考えとしても誤解を恐れずにいえば
今の制度や社会の仕組みの中で超高齢社会になる日本で
家族は介護に対応しきれるのか?
介護のプロである介護スタッフの労働環境で、家族の代わりになるのか?
この2点は大変疑問というか、無理でしょう。
なぜ、日本はこのようか 必ず来る未来 に対して解決策を用意できないのか?
日本の社会は、経済的な豊かさを重視したことにより、核家族、共働き、地域社会との希薄な関係など昔の日本とは違う新しい生き方を創りだしました。その中で「介護」という存在は放置していたのが正直なところかと。「介護」は「家族との関係」と置き換えられるかもしれません。
今の日本社会は、介護、教育、環境などの社会の基盤となる物事に無関心すぎるのかもしれません。
関心をもっていても評論家のままで終わっている。
自然環境や教育、介護などを取り上げたドキュメンタリーを見て、評論はするものの。それで終わってしまう。評論することで、「自分は他の人より考えていて、マシだ」。そうなっているのではないでしょうか。
すべては問題意識を持ったり、気づきを得ることからはじまるのですから、なにも考えず行動せずよりは「マシ」だと思います。
ただ、家族や地域、自然などの社会よりも 自己成長至上主義 ともいえる考えが大勢を占めてしまっている今の日本。そして私を含む若い世代。
自らの成長と社会の豊かさへの関係性のバランスが崩れてしまっているとも言えます。
自己の成長と (将来の)社会の豊かさをリンクさせる仕組みを創る必要があります。
|