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実は、久しぶりにガイアの夜明けを見ました。
ごらんになったことありますか?
プロジェクトXが過去の日本の経済を支えた人にフォーカスした番組で、過去の話ですね。
それとは違って、現在戦っている人をフォーカスした番組です。
「町の病院が消える日」 〜地域医療の未来を描け〜
ここ数年で、約100ヶ所の公立病院が不採算(赤字経営)を理由に「公設民営化」「民間委譲」「統廃合」というように流れているとのこと。
番組では、総務省がつくった「地方公営企業経営アドバイザー制度」によりアドバイザーをしている長隆さんに密着した内容でした。詳しくは、こちらを読んでみてください。
そんなところでこのようなニュースが、
四国新聞の香川県のニュースで、丸亀市にある養護老人ホームが民営化ということで、施設譲渡されるとのこと。民営化は市の行財政改革推進の一環とのことです。老人ホームの民間譲渡は初めてだそうですが、このようなことはどんどん起きてくるでしょう。<ニュースはこちらより>
そして、さらに今日の日経新聞で
「介護保険、自己負担2割に」自民党が現在の介護保険1割負担を2割負担へ引き上げることを検討し始めまたとのこと。
自己負担増は国の危機的状況を表してもいますが、介護サービスを利用している人の混乱も想像させる内容です。
より、特別養護老人ホームのコストが高まり、介護サービスの利用者は民間の有料老人ホームへ流れていくと思います。が、特定施設は各地域で総量規制によりストップ状態。そうなると介護が必要な高齢者の住宅の形態は、今まで以上に変化を求められてくるでしょう。
費用は安くするためには、スケールメリットを活かし、ファイナンスのテクニックが求められ。低コストオペレーションは更に突き詰められる。そうなると、販売管理費の大半を占める人件費はどうなっていくのでしょうか?
ある施設運営企業の経営層の方が「コントロールできるところは人件費しかない・・・」
そうなると、介護産業を支える 人 という資産の 成長・拡大 は困難を極めます。
もちろん、課題には解決方法があります。
ポイント・ポイントで成功している企業をしっかりと分析し、よい意味でテクニックを盗むべきです。
安易な事業拡大は大変危険な状況です。
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