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本日、ニュースでかなり重大なニュースがありました。
公正取引委員会が発表した内容を確認しました。
「有料老人ホームを営む事業者2社に対する排除命令について 」には下記の2社に対して、
公正取引委員会は,有料老人ホームを営む事業者の入居者募集等についての表示について調査を行ってきたところ,景品表示法第4条第1項第3号(有料老人ホーム等に関する不当な表示。以下「有料老人ホーム等告示」という。)又は同条第1項第1号(優良誤認)の規定に違反する事実が認められたので,本日,同法第6条第1項の規定に基づき,2社に対して,排除命令(別添1及び2排除命令書参照)を行った。
とのこと。
要は、表示にウソ記載して消費者に誤って認識されるような状況であったということです。
詳しくは<http://www.jftc.go.jp/pressrelease/06.march/06031303.pdf>をご覧下さい。
今回、排除命令を受けたホームは下記2ヶ所
サニーライフ幕張(株式会社川島コーポレーション)
ビバリーライフ横浜(株式会社ライフケアサービス)
さて、2社とも該当とされたのは平成16年10月以降にそのような表現を用いて入居者募集を行ったということです。
ここで、実際この業界全体としてどうなのか?という視点で考えてみます。
1.最近 24時間看護師常駐の有料老人ホームが急増中
2.介護業界の離職率は21%(介護労働安定センター調べ)
3.介護業界だけでなく、医療業界においても看護師不足が慢性化
さて、どうでしょうか?24時間介護師常駐というためには、1日最低2人のスタッフが必要です、もちろん2人にも休みが必要で、最低3〜4人は必要であると考えられます。
今回の問題を、この2社だけの問題だけではなく業界全体の問題だから”しょうがない”なんていうつもりはありませんよ。
しかし、業界全体の問題が浮き彫りになったと受け止めてほしいと思います。
では、24時間看護師がいる施設を選ぶ(チェックする)ためにはどうしたらよいか?
・施設に勤務している看護師人数を事前にチェック ⇒施設には、スタッフの顔写真を張り出しているところが大変多くあります。そこで、見学に行った際に看護師の人数の部分を数えてチェックしましょう。
・看護師の人数のチェックができたら、その方々は 正社員か派遣か契約社員かアルバイトかをチェックしましょう。 ⇒それによって、会社として看護師をしっかりと定着させようとしているかどうかがわかります。
・スタッフの離職率を施設の相談員に聞く、入居を希望している施設が近所であれば、日曜に入ってくる求人チラシ等をチェックして、募集しているかどうかを確認。 ⇒スタッフの離職状況を確認するというよりも、その状況をしっかりと説明してくれるかどうかをチェックしてください。介護業界は離職率が高いのが業界の特徴であり、課題です。
・スタッフの休憩室を確認しましょう。 ⇒離職を抑制するために、各スタッフの福利厚生が整っているかをチェックするのもひとつのポイントになります。
・事前に、看護師の方が緊急事態で出社できない場合はどうなるのか?を聞いてみましょう。 ⇒スタッフも人ですから、いろいろな事態が起こりえます。その場合にその施設ではどのようにスタッフで対応するのかを聞いておくことが重要です。
もしも、不安な点があった場合は 0120−559−165 までご連絡下さい。
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