|
当たり前ですが、だれにとっても食事は重要なものです。
食事によって人生が変わる!といっても過言ではありません。
有料老人ホームでは、食事を楽しみにしていない人はいないでしょう。
それぐらい、ホームでの食事は楽しみの一つとなっています。
昨年の10月に香川の老人福祉施設にて悲しい事故(人災)が起こりました。
O157による感染で6名の方が亡くなれました。
先日のこの事故の報告を県が発表しました。一部を抜粋します。詳しくはこちらからどうぞ
集団感染の概要
平成17 年10 月下旬、香川町内の老人福祉施設ひぐらし荘及び丸亀市内の特別養護老人ホーム紅山荘(以下「両施設」という。)において、腸管出血性大腸菌O157(VT1・VT2)による集団感染事例の発生が確認され、両施設の入所者等のうち感染者が43名を数え、このうち6名が死亡した。
なお、11 月3 日以降、新たな症例が発生していないこと、11 月29 日までにすべて検便で菌の陰性化が確認されていることから、施設内での感染伝播は終息したと考えられる。
O157 集団感染事例原因究明調査委員会報告について
(1) 初期の患者発生パターンや給食の菌検索において「浅漬」から腸管出血性大腸菌O157が検出されたこと等から、両施設の集団発生事例は、10 月12 日の朝に提供された給食の「浅漬」によって感染が始まったと考えられる。
(2) 製造施設の環境検査および収去製品検査からはO157 が検出されなかったことや香川県医師会の協力による調査の結果では両施設以外で関連する症例は発見できなかったこと等から、「浅漬」が、どの段階で、どのように腸管出血性大腸菌O157 に汚染されたのか、汚染経路は究明できなかった。
(3) 発症例の中には、比較的潜伏期の長い症例が発生しており、施設内で接触感染が起こりうる状況が観察されたことから、二次感染による感染伝播も示唆された。
(4) 浅漬を含め、直前に加熱をしないで喫食する食品がO157 などに汚染され、それらが抵抗力の弱い老人福祉施設の入所者などに提供されれば、同様な事例が再発する可能性があることから、他の老人福祉施設などに対し、今回のO157 集団感染事例について情報提供する。
※(4)は当たり前ですよね。
結論ですが、う〜ん。。。。。。
具体的な対策が立てられてないですよね。
生活の中の基本中の基本で、当たり前の食事を自ら用意できない不安・恐怖を感じてしまいます。
どのような経緯で目の前の食事が用意されたのか?
その結果、起きた現象の原因がつかめない。親族が施設にいる者としては不安でしょうがありません。
もちろん、日々私たちが伺う施設では食事も頂戴させて頂き、どのように調理しているかも聞いていますが、まだまだ不完全なところがたくさんあります。
我々にもサポートできる点があるのでは?と考える日々です。
|