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今日の日経の1面より
介護報酬、3%程度引き下げ・政府方針、4月改定
とのこと。
なるほど、政府の財政も厳しいからなぁ。
って素直に受け止められるほど、単純ではございません。
”訪問看護ステーション事業”と”通所リハビリテーション事業”などが収益が10%を超えていることを基準としているとのこと。
ただ、このタイミングで 介護サービスを提供しているところは なんだかんだと介護報酬を下げられます。また、いろいろと施設系は見直しが入ります。
介護保険って?という方は こちらの 厚生労働省のパンフレットをご覧下さい。
今回の介護保険制度改革関連法案に関してはさらに、こちらを見ればだいぶわかりやすくなっています。
大きなポイントは
1 予防重視型システムへの転換
2 施設給付の見直し
3 新たなサービス体系の確立
4 サービスの質の確保・向上
5 負担の在り方・制度運営の見直し
6 被保険者・受給者の範囲 (附則検討規定)
気になるのは1の”予防重視型システムへの転換”です。
とっても簡単に言ってしまえば、「介護度が重ければ重いほど介護保険の金額は高くなり、財政負担は大きくなります。でも、介護度が重ければ重いほど、事業者は国からの介護報酬が高くなる。これは、国にとっては問題です。であれば、介護度を高くならないように努力するような仕組み(縛り)を作ってしまおう!」というわけです。
【現状】
要支援 → 要介護1→要介護2→要介護3→要介護4→要介護 5
────┬────
↓
介護度が低いうちに、介護度が高くならないような対策をする = お金のかかる重い介護度の方の増加を抑制できる。
なので、要支援と要介護1(一部)の方は 新しく 要支援者 という分類にして、その方々向けの予防介護に対して報酬を払うことで、事業者には 予防介護に力を入れてもらいましょう!
ということです。
実は、高齢者の方も”パワーリハビリ”には関心度が高く、通称 パワリハ に関して導入している施設へは パワリハ目的での来られる方も多くなってきています。
ちなみに、韓国では日本以上に パワーリハビリへの関心度が高く 積極的に利用されているそうです。
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