介護ビジネス考
介護ビジネス考

神戸市で有料老人ホーム急増、新設協議を1年停止

地域によってですが、以前からいろいろなホームの方が

「なかなか申請を受け入れてもらえない。。。」

というお話を伺っていました。

こんな形で記事にでるとは思っていませんでしたが、

神戸市で有料老人ホーム急増、新設協議を1年停止

まぁ、自治体からすれば正直なところ、介護保険がかさみ計画通りに行かない、今度の介護保険の改変でどうなるかが見えてからにしたい。といった感じなようです。

ただし、それは記事にもありますが
都心回帰というキーワードだからこそですね。
これに関しては、数ヶ月前の日経新聞の特集で私が述べた通りです。

なので、地方ではまだまだ新設が可能な地域があります。
今後、低価格ホームが増加=地方での有料老人ホームが増加 という形になると思います。

確かに、高級有料老人ホームまたは健常者向けの有料老人ホームの展開もありますが、その戦略の裏には、介護保険に左右される割合が低く、民間企業としては参入しやすいからですね。

マーケットの大きさやニーズから見れば、低価格有料老人ホームが求められていますので、そこへの新規参入や拡大は確実です。

だからといって、チャンス・チャンスだ!というわけではないですよ!!

<新規参入や拡大展開の方々へ>
新設は、「料金」「部屋数」「地域性」に合わせて、よく考えなくてはいけないということ。単純に、後期高齢者の比率が高いだったり、要介護度予備軍が多いといったデータだけでは危険です。


しっかりとしたマーケティング戦略を元に展開しなくてはいけません。これは、低価格でも高価格でも同じです。リスクの規模は高価格のほうが高いですが、企業としてみれば どちらもリスクは高い。

だからといって、コンサルや広告代理店にぼったくられてしまってはいけません!
入居者が集まらなければ、広告費の増額を!という、短絡的で戦略性もないやり方はとらないように気をつけましょう。


ご報告:
昨日発売の日経トレンディで有料老人ホームの選び方が特集されています。
取材協力で紹介していただきました。
ぜひ、ご一読下さい。

2005年10月04日 21:05 | トラックバック (0)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です: 神戸市で有料老人ホーム急増、新設協議を1年停止:



介護ビジネス考看護師 求人
Copyright(C) 2006 IREP CO.,LTD. All rights reserved