介護ビジネス考
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ワタミの老人ホーム 展開戦略・・・・

さて、リリースされましたね。

ワタミさんが、今後の計画について発表されました。


ポイントをまとめると

・2020年までに全国に1000棟の有料老人ホームを建設

・ホームのタイプは2種類

               入居一時金      月額費用      規模

 地方タイプ        350万円       11.5万円     40室
 都心タイプ        850万円       16.7万円     65室

 地方タイプは600棟、都心タイプは400棟


とのことです。

大変期待したいと思います!!!

ただ、リスクがどこにあるか?と考えてみたいと思います。

低価格ホームが実行可能な理由は 介護保険収入がひとつ、そしてワタミさんの低コストオペレーションノウハウがあるのですが、この介護保険収入は曲者です。


有料老人ホームを セコムさんのように 「高級路線」 最近増えてきた「健常者路線」 今回の「要介護路線(低価格路線)」の3分類とした場合に、収益依存度が


          「高級路線」  「健常路線」  「要介護路線」
                             (低価格路線)

介護保険収入    小        中         大       
  依存度


となります。収益の大半を介護保険からの収入を見込んでいるのでは?と思います。

一言で言えば、国の路線変更によって保険収入は変動する可能性があります。

もしも、低価格ホームを大規模展開をしていく場合は、この変動のリスクヘッジが必要となります。例えば、ある程度の規模を保持することができれば、発言力を持つことができますから 抑止力を持つことにはなりますが。

とはいえ、今回の料金よりも低価格のホームとしてメッセージさんが展開しているアミーユもあったりしますし。特別養護老人ホームのホテルコストの請求等を考えてみても、今後 「民間特養」 と言われるようなホームが生まれてくると思います。ただし、スケールメリットがあるところでないと展開しにくいとは思います。

さて、次の 民間特養 というポジションに参入してくる企業はどこでしょうか?・・・・・・・

2005年08月11日 22:46 | トラックバック (0)

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