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先日、テレビでも「渡辺謙が初主演映画!」として話題になっていたのですが、ストーリーの中心となるキーワードは「若年性アルツハイマー」というものです。
実は、この映画化が決定した「明日の記憶」という小説は、シニアマーケティング事業部では以前から話題となっていた作品です。私も読ませていただき、涙が流れました。
さっきまで覚えたいたはずの、当たり前の記憶がでてこない。
一般の方のイメージなら、多少の物忘れは年をとれば当たり前じゃない。と思うかもしれませんが、それが小説の中では突然働き盛りの広告代理店勤務の部長が向き合うことになる「若年性アルツハイマー」という病。
このような状況は小説の中だけの世界ではないのです。
実は、時々若年性アルツハイマーとなられた方のご家族からご相談を受けます。
若年性アルツハイマーの方の入居が可能なホームはあることはあるのですが、通常の高齢者の方の入居費用よりも大きな金額となってしまいます。
働き盛りのご家族の大黒柱が倒れた状況ではなかなか、その費用の負担は厳しいところです。
今後、質も高く費用も低いホームが新規参入や競争激化により生まれてくると思います。
その恩恵は、高齢者の方はもちろんですが、有料老人ホームに助けを求める方も受けることができます。
低コストを目指すために質を落とすという競争には反対ですが、サービスを受けたいと思っている多くの方へ対応するための質を維持しながらの低コスト戦略を、私達も応援できればと思っています。
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