介護ビジネス考
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結局は「笑顔」・・・・・・・事物の螺旋的発展

本日は「有料老人ホーム入居者募集の現状と課題」と題した講演をさせて頂きました。


ご出席して頂いた方は、有料老人ホームの運営事業者、企画施工会社、金融機関の専門部門、これから計画している異業種の企業等々でした。


ご参加ありがとうございました。また、主催の福祉民活ネット総研の中村先生には大変感謝しております。


本日の講演後の質疑応答での回答で、

「入居を検討されている方がホームに見学に行って最後に決めるポイントは、建物のすばらしさではなく、最後はスタッフと入居者の方の笑顔です。」

とお話させて頂きました。


最初から最後まで、有料老人ホームが抱える問題点を グサグサ と突っつき、あまり気持ちのよい時間でなかったかもしれない方も ウンウン と頷いていただきました。

結局、適正な費用から適正な利益を出し、省いたコストをスタッフや入居者に還元し、笑顔(Happy)のスパイラルを作る。これが大事なわけで、そのスパイラルを作るきっかけを私どものビジネスが担えればと思っています。(担います!)

私自身は、このスパイラルの輪をいかに早く!大きく!していけるか?
毎日焦りながら一歩一歩上を目指しています。

私の母校である多摩大学の教授である田坂広志先生から教わったことで「事物の螺旋的発展」というものがあります。

哲学者のヘーゲルが、 「事物の螺旋的発展」という洞察を述べている。 物事の進歩・発展の様相は、 あたかも螺旋階段を登るがごとく、 横から見れば上昇していくが、 上から見れば元に戻ってくるように見えるとの洞察である。

                          田坂広志 「風の言葉」より


原点回帰ということをおっしゃているのですが、結局「笑顔」という人と人とのコミュニケーションの重要性が原点であり、そこに還ってくる過程にインターネットというツールが存在すると私は捉えています。

ただし、その螺旋は一度まわる間に一段上に上がっていくべきで、私達が介在することでこの「笑顔」が意味する価値を高め、維持するお手伝いができればと思っています。

本日(6/8)の日経産業新聞の談話室というコーナーで、写真つきでインタビューが掲載されています。よろしければ、チラっと見ていただければと思います。

2005年06月08日 21:13 | トラックバック (0)

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