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4月になったばかり通勤電車では、見ただけで新入社員とあきらかにわかる方法があります。
満員電車の中で折りたたんだ日経新聞を端から端まで読んでいる
これですね。
いや、ビジネスの基本ですからよいのですが、最近ふと気づいて通勤電車の中をきょろきょろと見たんですが、私の感覚ですがだいぶ減った気がします。
こんな内容を書こうと思ったのではなく、私の事業部では毎日 朝日・東京・読売 も取って読んでいるのですが、最近気づいたことがあります。
老人ホームの広告が多いことはもちろんなのですが、新聞の一面の下にはよく新刊の書籍の広告がでていると思いますが、そこにこんなキーワードがよくでているんです。
「痴呆」「アルツハイマー」「認知症」
アマゾンでトピックに「痴呆」というキーワードが入っている2004年1月以降の書籍数は96件。
感覚値ではありますが、以前までは医療や介護業界向けの書籍としては継続的に出版されていたのですが、最近は一般の方向けの書籍が多くなったように思います。
世の中はアクティブ・シニアという言葉が注目を浴び、ビジネス書やビジネス雑誌では「これからのターゲットはシニアだ!」なんていう風潮がありますが、私はその流れや認識をちょっと違う視点で見ているんです。
もちろん、団塊の世代がもう少しで定年を迎え、自らの次のライフスタイルを考えていて、そこの需要(ニーズ)があるのは事実なんですが。
ただ、それと同時に今団塊の世代は、自らの親の介護に直面しています。
一番近くの事例とすれば、私の父は1947年(昭和22年)生まれの団塊の世代であり、今宮崎にいる祖母は特養にいます。
事実、「あいけあ(日本有料老人ホーム紹介センター)」にご相談にこられる方は団塊の世代の方が中心で、7割以上がご入居者の息子・娘に当たる方々なのです。
「痴呆」や「アルツハイマー」だけでなく、「介護」というキーワードが含まれる書籍はもっと多く出版されていると思います。
それは介護が必要であるという状況が日本のいたるところで生まれていて、書籍になにかしらのヒントを求めている人がいるということなのです。
私達は、そのヒントのひとつになれればと思っています。私達が提供するヒントというチカラは、書籍以上にご本人とご家族が納得し、前に進むチカラにならなくてはと思っています。
もっともっと、私達が用意できるヒントを用意し、前に進んでいきます。
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