2005.12.27

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プレスリリース

アイレップ、2006年のSEM市場の予測レポートを発表

検索エンジンマーケティング(SEM)事業を手がける株式会社アイレップ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高山雅行)は、2006年のSEM市場に関する予測レポートを発表します。
SEM専門会社アイレップならではの視点で予測しました。

予測レポート主旨

年々重要度を増すSEMの世界において、2006年はどのような変化が起こるのか?
これはマーケティング担当者のみならず、社会的にも大きな関心事となりつつあります。
アイレップでは、SEM市場において2006年に大きな展開が予想される最重要な10大トピックを選定しました。
また各々のトピックにつき、解説を付記しています。選定にあたっては、SEM総研所長渡辺を中心に討議を重ね、影響度の高いものを選定いたしました。

2006年のSEM市場予測

  1. SEOの”Web2.0”化

    タギングのシステムを採用したソーシャルブックマークやWikiなどのユーザーが生成するコンテンツ(User Generated Contents)や、RSSといった仕組みが「Web2.0」への関心の高まりと共に注目されています。
    こうした仕組みは、従来SEOに取り組んでいた多くの企業が直面する「良質なコンテンツの生成」や「関連性の高いリンクの獲得」をユーザーサイドに促す機能を有していることからSEO手法のトレンドを変える可能性を秘めています。2006年にはSEO効果を引き出す目的でこうしたトレンドを採用する企業が増加していくでしょう。

  2. ブランドマネジメントとしてのSEOの活用

    雑誌やテレビ、友達との会話の中で知った商品やサービスについて検索行動が発生する今日において、ブランド名で検索した時に該当の公式サイトが必ず検索上位に表示されることがマーケティングにおいて必須となっています。
    2006年には、単に売上げやトラフィックを求めたSEOではなく、消費者とのコミュニケーションの視点からのSEOの利用が増加していくと予想されます。

  3. 入札管理業務の軽減化と広告管理スキルの高度化

    今年は複数の企業からリスティング広告の入札管理業務を自動化するツールやサービスが発表されました。
    今後はオーバーチュアなど媒体側からも軽減化するための機能追加やサービスが投入されることが予想され、既にグーグルは2005年後半より機能向上のための改善を実施し続けています。
    リスティング広告運用者は入札や順位管理といった作業からは解放される一方、高度化する広告管理システムを活用するための知識、CPAやROIを最適化するためのスキルが要求されるようになっていくでしょう。

  4. メディアミックス

    NECの「Nを探せ」のような、テレビCMなどのマス媒体からユーザーに検索を促しウェブサイトに誘導する試みがされましたが、ネットにおける検索行為が一般化した今日、2006年にはナショナルクライアントを中心にテレビや雑誌などと連動したリスティング広告やSEOの試みがなされると予想されます。

  5. ショッピング検索の躍進

    「AISAS」という言葉が示すように消費者の購買サイクルにおいて検索するというプロセスが入った今日、購買に特化した専門検索エンジンへのニーズも高まりつつあります。
    今年はSmarter.co.jpやBecomeなどの海外勢が市場急拡大が有望視される日本市場へ進出してきている他、最大ポータルであるYahoo!も商品検索を本格的に投入しつつあることから、2006年にはショッピング検索が大きく注目を集め利用者が大幅に増加すると予想されます。

  6. 検索APIによるマッシュアップ

    Yahoo!JAPANが検索APIを12月に公開したことから開発者の間で注目が集まっています。GoogleがGoogleマップのAPIを公開した際にそれを活用したサービスが登場したように、2006年にはYahoo!とGoogleのAPIを中心にユニークなサービスが登場するでしょう。

  7. ビデオ検索、音声検索

    ネット上におけるビデオ番組の公開数の増加、ポッドキャスティングおよびビデオキャスティングの利用者の増加によって高まるコンテンツ検索へのニーズに応える形で、新しいビデオ検索や音声検索サービスが登場してくるでしょう。
    既に米国では音声をテキスト化して検索できるサービスが現れており、こうした動きは2006年の日本でも起こるでしょう。

  8. ローカル検索市場の拡大

    今年はスクロールできる地図として注目を集めたローカル検索ですが、2006年にはこの地図をベースに店情報や口コミといった付加情報が追加され、日常の様々なシーンで活躍できるサービスへと進化していくでしょう。PCからだけでなく携帯電話からのアクセス者数増加と共に、ローカル検索に連動した広告市場も広がっていくと予想されます。

  9. ランディングページ最適化(LPO)への取り組み

    リスティング広告からの流入のコンバージョンを改善する手段として米国では以前から注目されている、ランディングページの最適化(LPO)。
    グーグルがアドワーズ広告の品質スコアにランディングページの要素を追加したことを契機として、リスティング広告の効果改善手段としてのLPOへの積極的な取り組みが現在のリスティング広告主の間で広まっていくでしょう。

  10. 新規参入企業による市場のさらなる活性化

    2006年はライブドアの独自検索技術による市場参入のほか、オーストラリアのMooter、中国のAcoona、ショッピング検索のBecomeなど多くの新規参入が予定されています。
    同時にRSSやソーシャルブックマーク、SNSなどを組み合わせた新たな検索サービスの登場も予想されており、2005年同様に様々な話題が出てくる年となるでしょう。

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アイレップは「SEMインテグレーター(TM)」として、検索連動型広告、SEO、ウェブ制作、アクセス解析まで、SEMサービスをワンストップでご提供しております。
日本最先端のSEM(サーチエンジンマーケティング)のノウハウ・情報を有するアイレップでは、今後も有益な最新情報を継続的に提供して参ります。

アイレップのSEMサービスサイト

株式会社 アイレップ概要

 オーバーチュア推奨認定代理店/グーグル正規代理店
  <設立>1997年11月
  <資本金>10,000万円
  <事業内容>
  ・インターネット広告代理業
   (バナー広告、メール広告、オプトインメール等)
  ・検索エンジンマーケティング事業
   (SEOサービス、検索連動型広告、Web解析、ページ制作)
  ・有料老人ホーム紹介事業(http://www.i-care.jp/)

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