Google General Guidelines (2015年11月公開版)詳解 ~高く評価される Web サイト・ページの条件とは~|コラム|株式会社アイレップ
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カテゴリー:White Paper

Google General Guidelines (2015年11月公開版)詳解 ~高く評価される Web サイト・ページの条件とは~

5. 考察

■ガイドラインのその他の内容

ガイドラインには、前ページまでにお伝えした内容以外にも「検索意図のつかみ方」「Page Quality評価」「Needs Met評価の具体例」などの役立つ情報が含まれています。

公式の全文(英語版)やアイレップの私訳による完全版を確認することで、日々の業務に役立つ示唆を得られることでしょう。

■最重要ポイント5点

Webサイトがモバイルユーザーに支持され、Google にも評価されるためには以下の5点を意識する必要があります。

①コンテンツの品質

キーワード・LPなどから推察できる「ユーザーの意図」を考え、各ページがそれらの検索インテントに応じた情報・機能を提供することを目的にしましょう。

タイトル・本文などにキーワードを充足することは「目的」ではありません。ユーザーの意図を考え、それを満たすために必要なコンテンツを作成していれば、ユーザーが検索に使うキーワードも自然に入っていることが大半です。

もっとも文章の書き方のくせ・タイトルの入れ忘れなどで本来入っているべきキーワードが欠落してしまうことはあります。コンテンツの仕上げ段階で、そうした漏れがないかを確認することはユーザー・検索エンジン双方への配慮として大切です。

高品質なコンテンツを作成したら、その作成者をわかりやすく表示することでユーザー・検索エンジン双方の信頼を得ることができます。

②コンテンツの量

ページの目的に対して過不足のない量にすることを心がけます。

「Google に評価されるためには、何文字以上(以下)のコンテンツが必要か」という質問をよく見かけますが、長さ自体は問題ではありません。ページの目的によっては極端に短くても、あるいは極端に長くても問題ありません。

避けるべきは量だけを意識して「過度に冗長」あるいは「過度に簡素」になることです。冗長なコンテンツは「即座に回答が必要」なモバイルユーザーに対してきわめて不親切です。情報を探す手間もかかりますし、表示速度にも悪影響があります。また、簡素すぎればユーザーに必要な情報を十分にカバーできません。

③ページの使い勝手

どんなに優れたコンテンツでも、使いにくかったり見えなかったりしては意味がありません。

メインコンテンツをファーストビューから直感的に利用できるようにし、適切なナビゲーション・フィルタ等を備えましょう。モバイルユーザーが快適に利用できるように「縦スクロール・タップ以外の操作はできる限り省く」「表示速度に配慮する」「選択の手間を最小限に抑える」「オートコンプリートを活用する」などの配慮を行いましょう。

④表示速度・転送量への配慮

特にモバイルユーザーは、表示の遅いページを待ってくれません。

SOASTA社の統計によると、ページの表示に2.4秒以上かかる場合、コンバージョン率は急激に低下し、直帰率も急上昇します。WebPagetestやPageSpeed Insightsなどを活用し、表示速度改善の糸口を探しましょう(出典:Case study: Mobile pages that are 1 second faster experience up to 27% increase in conversion rate, SOASTA)。

また、Webサイト上でPDF・ZIPなどの重いファイルを配布する場合はダウンロード前に説明文を添付し、ユーザーが「ダウンロードするかしないか」を選択できるようにしましょう。

⑤ユーザーニーズに応じた適切なコンテンツ区分

モバイルユーザーに対して「意図に応じた、必要かつ十分な量の情報」を提供しましょう。

理想は「Webサイト全体としては多様な情報を抱え、かつそれらの情報がユーザー需要に応じた大きさで各ページに切り出せること」です。

情報を豊富にすることも大事ですが、「クエリからのユーザー意図分析」「地域情報の切り分けと構造設計」等で適切な単位に切り分けることも重要です。

■ローカルSEOの重要性

出先で「今日の昼飯どうしよう」と考えて「ランチ ○○(地名)」などで検索した経験をお持ちの方は多いはずです。

モバイル端末の普及に従ってVisit in Personインテント(来訪意図)の検索が増加しており、実店舗などにユーザーが来訪するビジネスの場合、正確なローカルパック・ランディングページを検索結果に反映させることが重要です。「適切な情報単位で拠点情報を切り分け、階層構造を整える」「Google マイビジネスの管理」「ウェブ上に露出するNAPO(名前・住所・電話番号・営業時間)の統一」などのローカルSEOを適切に行いましょう。

■「Google という競合」にどう向き合うか

ナレッジカード・フィーチャードスニペット等のSCRB(Special Contents Result Block)への対応は、今後のSEOを考える上で避けて通れません。

自社Webサイトにとっての主要コンテンツがSCRBの表示対象になった場合、自社のトラフィックに大規模な影響が発生します。実際に米国では2014年秋に歌詞のナレッジグラフ表示が始まり、歌詞掲載サイトのトラフィックが大幅に減少しました。

SCRBはGoogle の理念である「モバイルユーザーに対して、即座に必要な量の情報を提供する」ための最良の手段であり、今後対象範囲・出現頻度が増加することが予測されます。

出現する情報も当初はとても単純なものに限定されていましたが、現在では「レストランの住所・連絡先・地図・営業時間・混み具合などのまとめ」「歌手の略歴・曲・ディスコグラフィなどのまとめ」などの複雑な情報もカバーしています(野坂氏を「歌手」にカテゴライズしているのには議論の余地もありますが)(2015年12月時点)。


図6

自社のWebサイトで取り扱う分野がSCRB対象になった場合、Google という巨大な競合サイトが出現することになります。

  • 「Google のSCRBではカバーできない品質・量のコンテンツで正面対決する」
  • 「SCRBの出典として採用されることを目指し、そこからのトラフィックに期待する」
  • 「Google がSCRBを表示できないニッチに注力する。例えば歌詞なら、Google がライセンスを受けていない歌詞をカバーするようにする」
  • 「その分野から撤退し、他のコンテンツに注力する」

など、SCRBの存在を意識した戦略が必要です。

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