Google General Guidelines (2015年11月公開版)詳解 ~高く評価される Web サイト・ページの条件とは~|コラム|株式会社アイレップ
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カテゴリー:White Paper

Google General Guidelines (2015年11月公開版)詳解 ~高く評価される Web サイト・ページの条件とは~

4. Needs Met評価

■Needs Met評価(GG Part3, p.87-p.149)

前ページで述べた通り、Google はクエリの裏にある複数の検索インテントをKnow/Do/Visit-in-Personなどの6種類に分類しています。

品質評価のもう1つの評価軸「Needs Met」では、検索結果がモバイルユーザーの要求にどれだけ合致しているかをFully Meets/Highly Meets/Moderately Meets/Slightly Meets/Fails to Meetの5段階で評価します。

■評価対象となる要素

主に以下の3点から評価しています。

①ニーズとの合致

ユーザーの需要に合った内容・量の正確なコンテンツを提供することを重視しています。量は多すぎても、少なすぎても減点要素となります(GG 13.5 p.109)。

②品質

コンテンツ品質・E-A-T・情報の鮮度など、Page Quality評価も考慮します(GG 15.0 p.130)。

③モバイル端末での使い勝手

モバイル端末での利用がほぼ不可能な場合、デスクトップでは品質が高くE-A-Tを満たしているWebサイトでも「Fails to Meet(全く役に立たない)」と判定されることがあります。

ガイドラインでは「ある映画のタイトル」での検索に対してその映画の公式サイトが「メインコンテンツの大半がFlashであり、モバイル端末での閲覧がほぼ不可能」であるために最低評価を受ける例が示されています(GG 13.6.1 p.119)。

■減点要素

①ポルノコンテンツの影響

わいせつな画像・文章・ポップアップ・目立つ広告などが表示される場合、「明白にポルノを求めるクエリ」以外に対しては評価が減算されます(GG 14.2 p.121)。

わいせつでないトピックを扱うWebサイトでポルノコンテンツが表示されてしまうと、それが意図的なものでなくても評価が極端に低下する可能性があるため、広告や埋め込みコンテンツの設定に注意が必要です。

②セキュリティの問題

「セキュリティ警告」「証明書に関する警告」が表示される場合、そのページは読み込めなかったという扱いになり最低のNeeds Met評価を受けます(GG 14.5 p.127)。


図5

■「Page Quality評価」と「Needs Met評価」の関係性

Google はクエリに対しての関連性をNeeds Met評価で判断します。どんなに高品質なページであっても、それがユーザーのニーズに合わないものであれば最低のNeeds Met評価を受けます。Google の言葉を借りると、「役に立たないものは役に立たない(GG 15.0 p130)」からです。

Page Quality評価は、Needs Met評価に対して補正を加える働きをします。ページの内容がユーザーの需要に合っていても、Page Quality評価で「品質が低い」と判断されたページは、Needs Metの5段階評価のうち4点以上を得ることはできません。また、同じようなコンテンツならば高品質なページであるほうがNeeds Met評価も改善します。

■ここまでのまとめ

Needs Met評価をモバイルありきで行っている点は興味深いです。

日本を含めた多くの国々でモバイルでのウェブ利用がデスクトップ利用を上回りつつあります。モバイルフレンドリーなWebサイトがない場合、それはユーザーの半数を切り捨てることと同じであり、Google もそうした観点から「モバイルユーザーにとっての有用性」を評価軸にしています。

「ユーザーの意図に対して広すぎるコンテンツ」はNeeds Met評価が低い点には注意が必要です。例えば「吉田茂の誕生日」を知りたいときに、このページが出てきたらユーザーはどう思うでしょう。
首相官邸公式サイト「内閣制度と歴代内閣」

上記のページのコンテンツは高品質で、「首相官邸公式」というこの上ないE-A-Tもあります。Page Quality評価上の問題は全くありません。また、吉田氏の誕生日も正確に記載されています。

しかし、このページに含まれる情報は膨大であり、「吉田茂の誕生日を知る」という検索インテントに対して広すぎます。ユーザーはこのページ内で、さらに探索して吉田氏の誕生日を見つけないといけません。実際に「吉田茂 誕生日」で検索すると、Google がどのような形でこのニーズを満たそうとしているのかがわかります。

Webサイト作成者が「コンテンツを充実させよう」とするときに、コンテンツの量が肥大化してユーザーの需要単位より大きいコンテンツを作成してしまうことがよくあります。これはページのコンテンツを豊富にするという意味では正解かもしれませんが、検索エンジンの「ユーザーの求める情報を、即座に提供する」という価値観とはマッチしないことがあります。

Webサイトを構成するときやコンテンツを作成するときには、ページにあれこれと詰め込みすぎて、ユーザーの需要に対して大きすぎるものにならないように配慮することも大切です。


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