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カテゴリー:White Paper
自然検索上位表示サイトの変遷調査レポート~過去3年で検索結果「面」はどのように変わったか~

2014年12月16日
株式会社アイレップ
調査方法詳細
2012年から直近まで、Google 検索(https://www.google.co.jp/)にて特定キーワードで検索した結果の上位20サイト(検索結果画面2ページ目まで)の定点観測データをビジネスモデルごとに分類し、各ビジネスモデルごとの表示枠数と表示位置の変遷を比較調査した。


※調査イメージ図
調査結果




考察
キーワード「カードローン」「キャッシング」で特に顕著なように、2012年当時は検索結果2ページ目(20件以内)の大半を占めていた比較・HowToサイトが、2014年直近ではわずか1サイトまで表示件数が減少している。一方で、事業サイトの表示件数は増加し、相対的にクリック率が高いであろう1ページ目の上位は事業サイトが占めるように変化している。 検索結果画面におけるこうした情報性質の変化が生じた要因は、いくつかの仮説が考えられる。第1に、2012年から2014年はコンテンツの品質評価に関連する「パンダアップデート」やウェブスパムを排除することを目的とした「ペンギンアップデート」が展開され、幾度かの更新が行われていた時期である。スパム標的になりやすいキーワードへの対策として導入された Payday Loan(ペイデイローン)アップデートにより一部のアフィリエイトサイトやコンテンツが似通っているサイトの順位が変動した時期でもある。本レポートで紹介したキーワードはいずれも SEO において施策難易度が高い(競争が激しい)語句であり、スパム的な手法を投入するウェブマスターもいるために、アルゴリズム変更・更新の過程で結果的に比較・HowToサイトの順位が下落してしまったという見方もできる。 第2に、本調査期間は Google が情報の品質や信頼性の評価に重きを置いて検索アルゴリズムを調整してきた時期であること、またカルーセルやナレッジグラフ等の新機能の投入により検索結果画面のデザインや機能が大きく変化していた時期でもある。たとえば今日の検索結果は、ある会社名で検索した時に同サービスを提供する他の会社へのリンクが表示されており、検索結果画面自体がいわば一種の比較機能を有している。こうした要因も相まって本レポートで触れたような変化が生まれていると捉えることもできるだろう。 SEO施策において、成果確認のために検索結果画面の表示順位を追っていることもあるだろうが、特定サイトの位置を決定付けるのはサイトごとの評価だけではなく、Google が検索結果画面そのものの設計を見直し続けていることも大きく影響している。検索順位のデータを専用ツールで取得したレポート上で見るだけでなく、実際に自分で検索をして、画面を見て、検索会社の理念や意図という観点で考えてみることも大事ではないだろうか。Google および Google ロゴは、Google LLC の商標です。
株式会社アイレップについて
アイレップは広告主のマーケティングを最適化する「デジタルマーケティングエージェンシー」です。デジタル領域における、リスティング広告、運用型ディスプレイ広告、SEO(検索エンジン最適化)、SMO(ソーシャルメディア最適化)、Web 解析、LPO(ランディングページ最適化)まで、多様化する広告手法やデバイスに対応した質の高い専門サービスをワンストップで提供し、企業価値の向上に努めてまいります。- 株式会社アイレップ 概要
- <社名>株式会社アイレップ
- <所在地>東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー7F
- <URL>http://www.irep.co.jp/
- <代表者>紺野俊介
- <設立年月>1997年11月
- <資本金>5億5,014万円 (2014年9月末現在)
- <事業内容>
- デジタルマーケティング領域
- SEMサービス(PC/モバイル/スマートデバイス)
- 運用型ディスプレイ広告
- ソーシャルメディアマーケティング
- アフィリエイトマーケティング
- インターネット広告
- デジタルメディア領域
- デジタルマーケティング領域