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ホワイトペーパー

Google のWeb検索結果右広告枠廃止、
その影響と企業が取るべき施策

――今回の変更のGoogle の意図は?

Google はPCとSPで何か異なることをするという考え方はありません。それは広告においてもオーガニックにおいても変わらないGoogle のスタンスです。従って、多くの人がコメントしている通り、同一のUXを提供したかったというのは私もあると考えています。

とはいえ、UX統一だけを純粋に狙った変更なのかというと、それはそうとは言い切れないでしょう。広告枠数は減らしましたが、この変更によりGoogle に入る収益は上がっていくと考えるのが自然です。UXが高まればAdWords の売り上げを減らしても良い、と考えてはいないと思います。では、広告主から見た時に、この変更はプラスに働くのか、マイナスに働くのかについては、もう少し慎重に情勢を見守る必要があるでしょう。端的に言えば、得する人とそうでない人に分かれてくる可能性もあると考えています。

――現在までの影響を教えてください。

当社の数千アカウントを見渡した時に、20日と23日でやはり影響は出ていました。検索におけるインプレッション数(広告表示回数)で見ると、おおよそ全体で9%くらい減少していました。クリックやコンバージョン数で見ても全体で5~7%程度下がっていました。ただ、そのことに対して事実の報告を差し上げると大概の広告主の反応としては、「影響はたしかに小さくはないけれども、逆にその程度で済んではいるのはよかった」とほっとされるケースの方が多い印象です。やはり最初に目にしたり、耳にしたニュースの衝撃が想定以上に大きかったようですね。

図3

図3:掲載順位とインプレッション数の関係

もう少し詳細に踏み込んだお話もしますね。先ほどは広告主単位での影響でしたが、キーワード単位ではどうでしょうか。当社のクライアント様の多くは、余程大きい検索ボリュームのあるキーワード以外のものは、もともと4位以下は露出量が低く、またクリック率も低かったため、今回の変更の前後で比較してもそこまで影響は顕著には見られていません。そういった意味では、右枠はもともと相対的に弱い広告スペースだったと言えます。

――全体傾向としては、影響は軽微だったと言えるのですね。

一般的に考えると、上枠の3位、あるいは4位に入るための競争は激化する訳ですからCPCの高騰はありえるでしょう。

確かに、変更後の最初の一週間は、広告掲載を担保するために安全策として入札を強化する広告主もいたこともあり、CPCの高騰は事実起きています。しかしこれは永遠に上がり続ける類のものではありません。入札を強化するといっても、これまでのビジネスのルールが変わるわけではないので、変動幅はあくまでビジネスで許容されるレベルに留まるでしょう。

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