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第2章 モバイルユーザーのニーズ把握 解説版

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※他の章の解説と翻訳は、右サイドバー(PC)/ページ下部(モバイル)のリンクよりご覧ください。

平成29年6月19日
株式会社アイレップ

■ 本項の概要

スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末が普及することで、ユーザーの検索意図やユーザー体験がどう変化するのかを、綿密に分析しています。Google 検索利用者の過半数以上がモバイルユーザーになった現在においては、必須の項目です。

構成は以下の通りです。

1:モバイルのユーザー・クエリ・検索結果を理解する(56ページ)

モバイル独自の「小さい画面サイズ」「入力方法の違い」「不安定な回線速度」などの要素が、ユーザー体験にどのように影響するかを分析しています。

2:クエリの理解(57~61ページ)

例えば「アマゾン」という単語には、「アマゾン川」「Amazon.co.jp」「ギリシャ神話のアマゾン族」などの意味があり、ユーザーがどの意味で利用しているのかを解釈する必要があります。

この項目では「地理情報の影響(58ページ~60ページ)」「時間による解釈の変化(60~61ページ)」など、検索キーワード自体の意味を解釈するときのポイントを解説しています。

3:ユーザーの意図を理解する(61~67ページ)

検索キーワードの単語の意味が分かったら、次は検索キーワード全体の意図を解釈する必要があります。意図の内容に応じて、全7種類の類型を解説しています。

4:リザルトブロックを理解する(67~74ページ)

以前のGoogle 検索結果はリンクと簡単な説明文だけを表示する、とてもシンプルなものでした。

しかし、現在ではナレッジパネル(ナレッジカード)・フィーチャードスニペット・カルーセルなど、検索結果画面で必要な情報を提供する仕組みが整っています。

本項では、そうした特殊な「リザルトブロック」の例を紹介しています。

■ 本項の要点

約20ページの短い章ですが、モバイル対応を考える上で考えるべき点が多数含まれた重要な部分です。

意図の分析については以前の記事で解説したため、今回は「モバイルユーザーにとっての使いやすさ」を重点に解説します。

「1:モバイルのユーザー・クエリ・検索結果を理解する」で挙げられている諸問題を、Googleは2つのアプローチで解決しようとしています。

A: Google自体がタスク達成を支援する

レストランの営業時間を調べたユーザーに対して「このページに行けば、営業時間が分かるよ」と紹介した場合、ユーザーにとって無駄なクリックや読み込みが発生します。スマートフォンでは正確なクリックや文字入力が難しく、読み込み時間も長くなりやすいです。

近年のGoogle はナレッジグラフ・フィーチャードスニペットなどSCRB(Special Content Result Block)の充実により、ユーザーをWebサイトに誘導することなく、検索結果上でユーザーの課題を解決しています。

SCRBは強力な競合サイトですが、扱えるコンテンツの内容や性質には限界があります。同じ検索市場を争う場合、そうした限界を見極めたうえで差別化を図る必要があります。

B: 検索順位上の優遇を与えて、改善を促す

モバイルフレンドリーアップデートがこの代表例です。「タッチ操作が難しい」「画像サイズが不適」「Flash利用」などの点を改善したページには、モバイル検索順位を上昇させるというご褒美を提供することで、Web全体のモバイルフレンドリー化を促進しています。

そして、ここで挙げられている問題のうち、唯一対策を完了していないのが「モバイルの表示速度」の問題です。Google は2015年頃から「モバイルページの表示速度を評価に組み込みたい」との意向を示しています。2016年9月時点では実施されていませんが、今後評価に組み込まれる可能性が高いと考えられます。

Google の評価以前の問題として、表示速度はページビュー・閲覧記事数など、ユーザーの行動を大きく左右する要素です。リソースの最適化や不要なトラッキング要素の排除などで高速化を行いましょう。

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