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序章 品質評価の概要 解説版

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平成28年5月25日
株式会社アイレップ

■ 本項の概要(2016年3月版)

Google は1年間に数万種のアルゴリズム案を作成していますが、その中で正式に実装されるものはごくわずかです。
新しいアルゴリズムを作成したとき、Google はまず一般公開せずに試験を行います。その試験において、Google に対して「この検索結果のほうが良い」といった評価を行うのが「検索品質評価担当者」と呼ばれる人々です。
これらの評価者は自分の好みで評価するわけではありません。彼らは評価する際に評価ポイントや基準を明示したルールブックに則っており、それがこれから解説する「検索品質評価ガイドライン」です。

本項は「検索品質ガイドライン」の冒頭にあたり、検索品質評価担当者に対して業務の概要と必要な設定を簡単に解説しています。構成は以下の通りです。

1. 目次(1~3ページ)

2.「検索品質評価ガイドラインの概要(4ページ)」

3.「Needs Met評価の案内(5~6ページ)」

「ユーザーのロケール(利用言語・所在地)に適した、役に立つ検索結果を提供するのが良い検索エンジンです(5ページ)。」という記載からは、モバイル端末の普及によるローカル意図での検索の増加にGoogle が着目していることが読み取れます。

■ 本項の要点

検索キーワードとの関連性を示す「Needs Met評価」と、ページ・Webサイトの品質を示す「Page Quality評価」の双方が重要であると説明しています。しかし、なぜこれらを区別する必要があるのでしょうか?
Google 検索アルゴリズムエンジニアのPaul Haahr氏が、2016年3月のSMX Westでこの理由について解説しています(動画)。
「低品質なページでも、関連性が高いことはある。昔のGoogle は『低品質でも関連性があれば良い』と思っていたので、その結果2009年~2011年頃にはコンテンツファームが蔓延してしまった。つまり、Google は見るべき指標(=ページの品質)を見ていなかった。」

また、元Google スパム対策チームリーダーのMatt Cutts氏も2014年に「スパム対策に関して、後悔していることはある?」という質問に下記のように答えています(動画)。
「コンテンツファーム対策だ。自宅のトイレが壊れたときに、コンテンツファームのページを見たら解決できた。今になって思うと、その経験に引っ張られすぎたかもしれない。」

過去のGoogle は「検索キーワードに関係がある内容ならば、多少怪しいページでも良い」と考えていたため、キーワードに関連性がある低品質な文章を詰め込んだコンテンツファームにその弱点を突かれてしまったわけです。そうした状況を改善するために現在は「ページの品質」を「ユーザー需要への合致」とは区別して評価しています。

ユーザーの役に立ち、検索エンジンにも評価されるWebサイトにするためにも、ページの品質とユーザー需要への合致を両方意識する必要があります。ユーザーの需要にあっていても品質の低いページは信頼できませんし、ページの品質が高くてもユーザーの需要がなければそれを見る人はいません。

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