アイレップ公式サイト

ホワイトペーパー

2015年総括 検索エンジン順位変動と動向

Page.3

2015年 主な検索エンジン動向

■Google 、ローカル検索の機能を改善
2014年12月末、Google はVenice Updateを日本でも導入し、「中華料理」「喫茶店」などの地名を含まない検索キーワードの検索結果に、近所の店などを差し込むようになりました。
また、検索キーワードに関連する店舗の情報を検索結果画面で直接表示する「ローカルナレッジパネル・カード」や「ローカルパック」も、精度・出現頻度・表示方法などが改善されました。
2015年12月にナレッジパネルから直接予約・注文ページに遷移できる機能もテストしており、最寄りの店舗・サービスを探すというMicro-Momentsへの対応を強化していく方針が見て取れます。

▽関連情報
2014年12月22日 Google 、検索者の現在地に基づきランキング変更するアルゴリズムを適用
2015年8月7日 Google 、ローカル検索結果の表示方法を変更
■Google 、モバイルフレンドリーなページの評価をランキング要素に追加
2015年4月21日、Google は「スマートフォンなどからのモバイル検索には、モバイル端末で使いやすい(=モバイルフレンドリー)ページを表示したほうが良い」という理念に基づいて、モバイルフレンドリーなページをモバイル検索限定で優遇するためのアップデートを実施しました。
初期のモバイルフレンドリーアップデートでは画面・文字サイズなどが評価対象でしたが、同年11月からはアプリインストールを促すインタースティシャルの利用も評価対象に加わりました。

▽関連情報
2015年1月16日 Google 、モバイルフレンドリーのランキング要素化を目指していると明言
2015年2月26日 米Google 、モバイルフレンドリーをランキングシグナルに活用すると正式発表
2015年3月5日 米Google 、モバイルフレンドリーについて詳細を発表
2015年4月21日 Google 、モバイルフレンドリーアップデート実施を発表
2015年9月1日 Google 、アプリインストールを促すインタースティシャルへの対策を発表
2015年11月3日 米Google 、アプリインストールインタースティシャルへの対策を実施
■TwitterとGoogle が提携合意
2015年2月4日、Twitterは決算説明会で、Google へのデータ提供再開について合意に達したと発表しました。
5月以降は米Google の英語ユーザーを対象に、ツイート等のTwitter内コンテンツをリアルタイムで検索結果に表示する取り組みを行っています。

▽関連情報
2015年2月4日 TwitterとGoogle が提携合意
2015年5月19日 米Google 、検索結果にTwitterコンテンツのリアルタイム表示を開始
2015年8月21日 Google 、デスクトップPC版検索でツイート検索が可能に
■Google 、App Indexing への対応を強化
Google は、アプリ内のコンテンツを検索結果に反映するApp Indexing (アップインデクシング)の適用範囲拡大と機能改善を積極的に行いました。以前からApp Indexing を利用可能だったAndroid アプリに加えて、2015年10月にはiOSアプリもApp Indexing の一般利用が可能になりました。
同年12月時点では「アプリとほぼ同一のコンテンツを持つWebページがあること」が必須ですが、Webページを持たないアプリ単体でのApp Indexing にも試験的に取り組んでいます。
また、App Indexing を普及させるため、検索順位の評価向上をインセンティブとして利用する取り組みも開始し、App indexing を導入したWebサイトが検索結果で優遇されるようになりました。

▽関連情報
2015年2月26日 米Google 、App Indexing をランキングシグナルの1つとして導入
2015年4月16日 Google 、App Indexing 対応済みアプリの優遇拡大
2015年5月27日 Google 、iOSアプリのApp Indexing をサポート開始
2015年6月4日 Google 、iOS用App Indexing を検索結果画面に反映開始
2015年9月30日 米Google 、App Indexing API をランキング要素に採用
2015年10月10日 Google 、iOSアプリ用App Indexing を一般公開
2015年11月18日 米Google 、アプリ検索を強化、アプリのみで提供のコンテンツも検索可能に
2015年11月18日 米Google 、アプリのストリーミング配信を開始、ダウンロードせずアクセス可能に
■Google 、パンダアップデートを実施
2015年7月22日、Google はパンダアップデートのデータ更新を2014年9月末以来、約10ヶ月ぶりに開始しました。
影響は英語クエリの2~3%ほどで、数ヶ月かけて緩やかに展開されたこともあって急激な順位変動は観測されませんでした。

▽関連情報
2015年6月2日 Google 、パンダアップデートの実施を予告
2015年7月22日 Google 、パンダアップデートを実施
■ヤフー、Yahoo!検索サービスの暗号化を開始
2015年8月12日、ヤフーは「Yahoo!検索」の検索結果の SSL暗号化を発表し、予告通り8月18日より暗号化を開始しました。今後段階的に暗号化された検索結果に移行していくとのことです。
2016年1月4日時点では、完全なSSL暗号化への移行はできていません。

▽関連情報
2015年8月12日 ヤフー、Yahoo!検索サービスの暗号化を開始
■Google 、モバイル検索結果の広告枠を増加
2015年6月上旬から7月下旬にかけて、Google はモバイル検索結果の一部における広告枠の上限を2枠から3枠に増加しました。
同年12月からは米・独で広告4枠の検索結果もテストしており、今後さらに広告枠が拡大する可能性があります。

▽関連情報
2015年8月21日 Google 、モバイル検索結果の広告枠を増加
■Google 、ハッキングスパム対策フィルタを導入
2015年8月末以降、Google 検索において「財布 東京 店」「プラダ 通販」等のキーワードによる検索結果数が、異常に減少している事象を当社が確認しました。
Google は10月にこの事象が偽のショップサイトなどを埋め込むハッキングへの対策として、ハッキングスパム対策フィルタの実装を認めました。
フィルタが適用される検索結果では10数件程度まで絞り込まれることもあるため、特に通販系のWebサイトへの流入に大きく影響します。

▽関連情報
2015年9月30日 ブランド・アパレル系キーワードでの検索結果数が急減、Google のスパム対策に起因
2015年10月5日 Google 、検索アルゴリズムに新たなスパム対策フィルタを導入
■Google 、人工知能「 RankBrain 」の導入と自然言語検索を強化
2015年10月26日、米Google の上級科学研究員Greg Corrado氏が米Bloombergとのインタビューの中で、Google 検索に人工知能を用いた「 RankBrain 」システムを導入していたことを明らかにしました。RankBrain は検索キーワードの意図を解釈するのに利用されています。
続く11月16日の発表では「最上級を問うクエリ」「時間に基づくクエリ」「複雑なクエリ」などの複雑な疑問文を理解できていることを示しており、自然言語に近い疑問文への対応の更なる高度化が期待されます。

▽関連情報
2015年10月26日 米Google 、人工知能「 RankBrain 」を導入していることを明らかに
2015年11月16日 米Google 、自然言語検索を強化、より複雑な疑問文クエリに対応
■Google 、“General Guidelines”を公開
2015年11月19日、米Google はアルゴリズムを評価するための基準である“General Guidelines”の新バージョンを公開しました。「コンテンツの質と量」「ユーザーニーズとの合致」「専門性・権威性・信頼性」など、Google が品質を判断するときのポイントについて丁寧に解説されています。
当社による解説・私訳もご参照ください。

▽関連情報
2015年11月19日 米Google 、“General Guidelines”を公開
Google General Guidelinesの詳解
■Google 、AMP を2016年2月から検索結果に利用開始予定
2015年10月、Google と Twitter はモバイル端末での表示に特化した AMP (Accelerated Mobile Page:アンプ)規格を発表しました。
JavaScript等の制限が厳しいため、現時点ではECやゲーム等のインタラクティブなコンテンツには不向きですが、記事や論文系コンテンツには適しています。
同年12月9日には米Google が2016年2月から検索結果におけるAMP 利用を開始する予定と発表しており、ランキング要素として採用する可能性も示唆しています。
他にもTwitterやPinterestなどの大手プラットフォームがサポート予定です。

▽関連情報
2015年12月9日 米Google 、AMPを2016年2月から検索結果に利用開始予定
■Google 、HTTPSページの優先的インデックスを発表
2015年12月18日、Google は同じ内容のHTTPページとHTTPSページが同時に存在する場合、Webサイト側でHTTPページを優先してインデックスしてほしいというシグナルがない限り、HTTPSページを優先してインデックスに反映する方針を発表しました。
なお同年4月には、証明書が壊れている場合や無効(期限が切れいているなど)の場合、HTTPSページよりもHTTPページを優先してインデックスする旨を発表しています。

▽関連情報
2015年12月17日 Google 、HTTPSページの優先的インデックスを発表
2015年12月18日 Google 、2016年から2017年にかけてSHA-1証明書をサポート外に

PDFファイルをご覧いただくには、Adobe社の Adobe Reader(R)が必要になります。最新の Adobe Readerは Adobe社のサイトより無料でダウンロード可能です。